三杉レンジは自らの職業である美術教師の経験から、「絵画指導」や「美術史」というものをコンセプトに制作している。作品は、学校の教え子、絵画教室の生徒たちに美術を教えながら抱く、「美術とはなにか」といった作家としての疑問と指導者としての自己矛盾に根ざしている。
 例えば、「声」で描くという作品は、絵画の指導をする際に発する自分の声を作品として提示しており、「美術と教育」の間に常に横たわる「ねじれ」が自身の指導する言葉となって現われている。
 また「千人仏プロジェクト」というアートプロジェクトは、東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅で継続している作品で、被災者の手による木炭写仏画で構成されている。三杉レンジは美術の世界だけで閉じずに、社会のなかで美術を実践するアーティストの先駆としても注目したい現代美術家であると思う。

 

                                                                アートジャーナリスト 柘 植  響
 

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